
もちろん、記録としての役割もあります。
しかし、企業で写真を活用する場面を見ていると、
それ以上に大切なのは「伝えること」だと感じます。
例えば、改善活動の報告。
「改善しました」と文章だけで伝えるよりも、
一枚の写真があるだけで改善前後の違いがすぐに伝わります。
採用活動も同じです。
会社概要や仕事内容を丁寧に説明することは大切ですが、実際に働く人の表情や現場の雰囲気は、写真だからこそ伝えられる情報があります。
社内でも同じです。
ある社員の工夫や取り組みを写真とともに紹介すると、その仕事の価値が周囲にも伝わりやすくなります。
写真は、言葉だけでは伝わりにくい情報を補い、共通認識をつくる役割を持っています。
だからこそ、写真を撮る前に考えたいことがあります。
「何を撮るか」ではなく、「何を伝えたいか」。
この視点があるだけで、写真の選び方も撮り方も変わります。
企業にとって写真は、記録を残すためだけではなく、人や仕事、会社の価値を伝えるためのコミュニケーションツールです。
その積み重ねが、社内の理解や共感を生み、社外への信頼にもつながっていくと私は考えています。
インクルル株式会社 代表
企業の写真活用支援や商品撮影・人物撮影に携わる中で、写真が組織や人に与える影響に着目。現在は、写真というツールを活用し、「見る力」「気づく力」「伝える力」を育むことで、組織づくりや人材育成を支援する研修の企画・実施を行っています。
「写真を撮る文化」が「見る文化」を育み、「見る文化」が「認める文化」へとつながる組織づくりをテーマに、現場での実践事例や考え方を発信しています。

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