
「写真より、実物のほうがいいですね」
そんなふうに言われたことはありませんか?
言われた瞬間は、もちろん嬉しい。
でも、少しだけ引っかかる。
「じゃあ、写真では私はどう見えているんだろう?」
そう思ったことがある人もいるかもしれません。
実は、これまでたくさんの人を撮影してきて、私は何度も同じことを感じてきました。
写真が苦手な人は、
「写真写りが悪いから」と思っている。
プロフィール写真を撮る人は、
「もっとかっこよく撮ってほしい」と思っている。
でも、撮影をしていると、それだけではないことに気づきます。
その人が本当に魅力的に見える瞬間は、
必ずしも「きれいに撮れた瞬間」ではない。
ふっと笑ったとき。
誰かの話をしているとき。
仕事について語っているとき。
自分でも気づいていないような表情が出たとき。
「あ、この人の魅力はここにある」
そう思う瞬間があります。
そして、それは本人が思っている「自分の魅力」と、少し違うこともあります。
だから私は、写真の仕事をする中で、だんだんと
「写真を撮ること」よりも、
「その人を見ること」
に興味を持つようになりました。
私たちは、他人のことなら意外とよく見ています。
「あの人は、人を安心させるのが上手」
「あの人は、場の空気を変える」
「あの人は、話を聞くのがうまい」
「あの人には、人を惹きつける何かがある」
そんなことは見つけられるのに、
自分の魅力になると、急にわからなくなる。
「私には、特別なものなんてない」
「普通だと思う」
「何を強みにしたらいいかわからない」
そう言う人は少なくありません。
でも、もしかするとそれは、
魅力がないのではなく、
自分自身を「見る視点」をまだ持っていないだけなのかもしれません。
私は、写真には「伝える」だけではない力があると思っています。
写真を撮る。
誰かを見る。
自分を見る。
そこから、
「こんな表情をするんだ」
「こんなところが自分らしいんだ」
「私は、こういうことを大切にしているんだ」
という気づきが生まれる。
だから私は、
「写真を撮る文化」が「見る文化」を育み、
「見る文化」が「認める文化」へつながっていく。
そんな循環を、企業や教育の現場にもつくっていきたいと考えています。
私が現在取り組んでいる、人材育成や組織づくりの仕事も、実はここから始まっています。
今回、その最初の入口として、
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セルフブランディング診断BOOK
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「写真より、実物のほうがいい」と言われる。
プロフィールをどう作ればいいかわからない。
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幸野朱里|インクルル株式会社 代表
企業の写真活用支援や、商品・人物撮影に携わる中で、写真が「伝える」ためだけのものではなく、人の見方や考え方、組織のコミュニケーションにも影響することに着目。
現在は、写真という身近なツールを活用し、「見る力」「気づく力」「伝える力」を育むことで、人材育成や組織づくりにつなげる研修の企画・実施を行っています。
このブログでは、写真を通して見えてきた「人」「仕事」「組織」「教育」について、現場での経験や日々の気づきを発信しています。


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