
「環境は大切。」
きっと、多くの人が一度は聞いたことがある言葉だと思います。
私はフランスで過ごした時間の中で、その意味を何度も考えるようになりました。
毎日歩く街。
何気なく立ち寄るカフェ。
目に入る建物やショーウィンドウ。
そこには、一つの世界観がありました。
誰かが「美しいものをつくろう」と積み重ねてきた時間が、街全体に息づいている。
その環境の中に身を置いていると、自分でも気づかないうちに視点が変わっていきます。
細かなデザインに目が留まるようになる。
色の組み合わせが気になるようになる。
「なぜ、この空間は心地いいのだろう。」と考えるようになる。
環境は、私たちの思考に静かに影響を与えています。
だから私は、「環境を選ぶ」ということは、「これからの自分を選ぶこと」でもあると思っています。
どんな人と過ごすのか。
どんな景色を見るのか。
どんな価値観に触れるのか。
その積み重ねが、自分の考え方や感性を少しずつ育てていきます。
だからこそ私は、新しい場所へ行くとき、「何をするか」も大切にしていますが、
「どんな環境に身を置くか」もとても大切にしています。
環境は、人を変えようとはしません。
でも、毎日少しずつ、その人の価値観や思考を育てていきます。
インクルル株式会社 代表
企業の写真活用支援や商品撮影・人物撮影に携わる中で、写真が組織や人に与える影響に着目。現在は、写真というツールを活用し、「見る力」「気づく力」「伝える力」を育むことで、組織づくりや人材育成を支援する研修の企画・実施を行っています。
「写真を撮る文化」が「見る文化」を育み、「見る文化」が「認める文化」へとつながる組織づくりをテーマに、現場での実践事例や考え方を発信しています。

